オークパーク
『オークパーク』は、F.L.ライトが自宅とスタジオを構え多くの作品を残した町の名前から名づけられました。
1900年代初頭にF.L.ライトが完成させた建築様式「プレーリーハウス」のデザインエッセンスが濃縮され、F.L.ライト自身が「最初の偉大なプレーリーハウス」と呼んだ「ワード・W・ウィリッツ邸」をモチーフにデザインしています。
プレーリーハウスは、日本文化を愛したF.L.ライトの意識の中にある日本建築の要素が各所に含まれており、日本人の感性に合ったファサードデザインです。
アザレア
この住まいが目指したものは、フランク・ロイド・ライトの有機的空間概念と、日本の気候風土に合った日本建築を融合させること。
ここで手にできるものは、「居心地のよい日々の暮らし」です。
アザレアでは、ライトがユーソニアン住宅で試みた内部空間と外部空間をほどよく一体化させ、家族同士が適度な距離で存在を感じられるよう設計。
家族ひとり一人が「個」を確保しながらも、お互いの気配を感じられる。
それでいて一体感をもてる空間を実現しています。
キーストン
大きな懐に抱かれるように、のびやかに暮らす。
訪れた者に驚きを与える、深い軒と緩勾配の屋根。外界と隔てることなく風景を受け入れる、リビングに配された3面の連続窓。地平線のような、安定した安らぎと落ち着きをもたらす水平ライン。
プレーリー様式の黄金律である、十字形の平面から成る美しいシルエット。
それらすべてを伝統や建築様式に縛られることなく、のびやかに、大らかに表現。
大地に抱かれて暮らすような温もりと開放感にあふれた空間としてまとめあげました。
ムーンストリーム
『ムーンストリーム』はフランク・ロイド・ライトの有機的建築の代表作『落水荘』と日本建築の構成美で絶賛される『桂離宮』の優れた精神性の融合をテーマにした住宅作品です。
デザインはオーガニックハウス顧問建築家・堀越英嗣氏とオーガニックハウスデザインワークスの下、コンテンポラリーな外観と、日本建築の真髄を取り入れながら居心地良い空間創りを実現。
外観ファサードは、縦面が象徴的なウィンドウォールをはじめ、耐震性・耐久性・断熱性に優れた構造を採用し、掘り出した彫刻のような壁(スクリーン)の質感が訪れる人の記憶や印象に残る佇まいです。
ラッタンバリー
F.L.ライトの意思・思想を、現代日本に受け継ぐ。
有機的建築の提唱者である、巨匠建築家フランク・ロイド・ライト。この住まいは、日本の住宅や住まい方に調和するよう、ライトの愛弟子であるジョン・ラッタンバリーによって現代の技術を取り入れて設計されました。
その佇まいに現れるのは、日本の家族のライフスタイルや文化、そして伝統への敬意。もし、フランク・ロイド・ライトが今の日本で家を設計したなら、こんな住まいになったことでしょう。
また、内側から湧き出すようにデザインされ、家族を育む空間がある「自然の家」という顔も持っています。

